
コンクリートは化学物質?
コンクリートは天然の物質を利用して作られています。
コンクリートは人類の長い歴史とともに作られてきました。はじめは石灰石を焼いて作った粉を使っていました。ちなみに石灰石とは石灰岩の台地(鍾乳洞がある地域)で取れる石で、その昔に海底の珊瑚が堆積して出来た石です。これを窯(かま)で焼くことで白い粉が出来ますが、これを水に溶かして放置すると固まります。これがコンクリートの前身で、はるか紀元前から石材の接着などに使われてきました。
しばらくはこれを使用していましたが、近年になってこれに偶然に粘土を混ぜたところ、非常に強力な強度と接着力を持つ「セメント」が出来たのです。なんとセメントは偶然発見されたものだったのです。そして、このセメントに砂、砂利などを混ぜた「コンクリート」が発明され、今日の建築、インフラの基盤を担うようになりました。
確かに日本人は近年までコンクリートに馴染みがなかったわけですから、コンクリートといえば、なにか化学物質のような気がしますが、人類とコンクリートは実は長いつきあいなのです。人類が天然の素材をいろいろ組み合わせて発明してきたものなのです。
